毎日歯磨きしても取れない、舌の汚れ。気になったことはありませんか?舌が白くなっているのを見ると、嫌な気持ちになるものです。

いったい何が原因なのか、汚れがちゃんと取れているのか、モヤモヤしますよね。また、もしかしたら何かの病気かも……?と疑うこともあるかもしれません。

そこでこの記事では、舌の汚れについて知っておくべき基本知識と、対処法や予防方法についてご説明します。

舌の汚れの正体は?

舌の表面についた白っぽいものは、「舌苔(ぜったい)」といいます。舌に細菌や食べかす、粘膜などのタンパク質が付着したものです。

お口の中のだ液が減少したり、ストレスがたまっていたり、疲れていたりするときなどは、この舌苔がたまりやすくなります。

舌に白く舌苔が見える程度だと正常な状態ですが、真っ白くなっているようですと「舌苔がたまっている」といえます。

舌の汚れはこんな症状も起こす!

その口臭、もしかしたら舌が原因かも

舌苔が大量に付着していると、口臭が発生することがあります。口の中の細菌が食べかすやタンパク質を分解すると臭いが発生するのですが、舌苔がその温床となってしまっているわけです。

こんなときは歯科医院へ!

舌苔が多くたまっているときは、「だ液が減少している」、「免疫力が低下している」といった状態であることが多いです。そのため、体調の管理や口腔ケアをしっかり行う必要があります。

だ液が減少していると虫歯や歯周病も進行しやすいため、「よく口が渇く」方は歯科医院で相談されるといいでしょう。

また、舌苔が黒、黄色、灰色といった色になっているようですと、内科的な疾患の可能性がありますので、注意が必要です。

舌の汚れの対処・予防のポイント

舌苔はこすり過ぎない

口臭の原因となる「舌苔」ですが、くれぐれも「取りすぎ」は禁物です。歯ブラシなどでゴシゴシと毎日磨くのは絶対に止めてください。舌の組織を破壊してしまうため、味覚障害や口腔乾燥症を引き起こす可能性があります。

舌の正常な状態は「うっすらと白く見える」状態です。

うっすらと白く見える程度ではケアは必要ありませんが、あまりに気になるようでしたら専用の舌ブラシで週に1度ほど、軽く一方向に1~2回こする程度で十分です。

生活習慣改善で予防しよう

舌苔が増えてしまうのは、疲れているときやストレスがあるときに、だ液の量が減ってしまうからです。そのため普段の生活を変えることで、舌苔を減らすことができます。

ブラシでケアをするよりも、「よく噛む」「水分をこまめに摂取する」「コーヒー、タバコ、アルコール等を控えめにする」といった生活習慣の改善の方が舌苔の予防には効果的です。

規則正しい生活で健康な舌を手に入れよう!

誰にでもある舌の汚れは、うっすらあるぐらいが健康の証拠です。しかし、「舌苔が異常に増えているな」と思ったら、身体のどこかに負担がかかっているのかもしれません。

規則正しい生活を心がけ、うまく付き合えるといいですね。

こちらの記事は、専門家プロファイルより長野県倉田歯科医院院長・倉田友宏先生にご提供いただきました。
記事提供元:専門家を探せる、相談できる。専門家プロファイル

(image by amanaimages)